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手取り22万円で月5万円の貯金。これを聞くと「そんなの無理」と思う人が多いと思う。僕も1年前までそう思っていた。
去年の4月まで、毎月の貯金はゼロだった。むしろ月に2〜3万円は赤字になって、ボーナスで補填するサイクルを3年続けていた。28歳の一人暮らし、手取り22万円。貯金残高は常に50〜80万円くらいで、「貯められない人間なんだろうな」と思っていた。
転機は去年の4月に家計簿をつけ始めたことだ。「マネーフォワード ME」で支出を可視化したら、自分でも気づいていない無駄が山のように出てきた。
まず固定費を全部洗い出した
毎月必ず出ていく固定費を全て書き出したら、合計で約145,000円になった。内訳はこうだった。
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|---|
| 家賃(管理費込み) | 72,000円 | 72,000円(変えず) |
| スマホ代 | 8,200円 | 1,980円 |
| 生命保険 | 12,500円 | 3,200円 |
| サブスク合計 | 7,800円 | 2,200円 |
| 光熱費 | 14,000円 | 12,500円 |
| ジム会費 | 8,000円 | 0円 |
| その他固定 | 22,500円 | 20,000円 |
| 合計 | 145,000円 | 111,880円 |
1ヶ月で33,000円以上の固定費が削れた。
スマホをahamoに乗り換え
docomo回線の「ahamo」に変えた。月20GBで2,970円(税込)。それまでauの何となく契約していたプランが月8,200円だったので、約5,200円の削減になった。
乗り換えはオンラインで完結した。MNPの手続きが少し面倒だったが、1時間もあれば終わる。電波品質はdocomo回線なので全く問題なかった。
生命保険を見直した
独身・一人暮らしで月12,500円の生命保険に入っていた。死亡保険金1,000万円の終身保険だ。冷静に考えると、扶養家族がいない独身で高額な死亡保障は不要だった。
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談して(無料相談を利用)、必要最小限に絞った。
- 医療保険(楽天生命・入院日額5,000円):月1,400円
- 収入保障保険(月10万円×60歳まで):月1,800円
- 合計:3,200円
独身であれば死亡保険よりも「働けなくなったときのリスク」をカバーする保険の方が重要だとFPに教えてもらった。
サブスクを棚卸し
マネーフォワードで引き落としを全部見たら、使っていないサブスクが5個あった。
- Adobe CC(Photoshopのみたまに使う):月6,248円 → 解約
- Hulu(Netflix派になっていた):月1,026円 → 解約
- Spotify(YouTube Musicに統合):月980円 → 解約
- クラウドストレージ2TB(使用量500GB以下):月1,300円 → 200GBプランに変更(月130円)
- アプリのサブスク残り2個:計250円 → 解約
残したのはNetflixとYouTube Music Premiumの2つで合計2,200円。使っていないサービスに5,600円以上払っていたのは単純なミスだった。
ジムを解約してYouTubeに移行
月8,000円のスポーツジムを解約した。実態として月に4〜5回しか行っていなかったので、1回あたり1,600〜2,000円払っていた計算だ。
代わりにYouTubeの「B-life」というヨガチャンネルを活用している。30分の動画を週3〜4回。無料で、時間も場所も選ばない。体を動かす習慣自体は続いている。
変動費のコントロール——3つの習慣
固定費を削っても変動費が増えれば意味がない。変動費で効いたのは以下の3つだ。
食費に「週予算制」を導入した
以前は食費をほぼ把握していなかった。マネーフォワードで集計したら月に57,000円使っていた(外食38,000円+自炊19,000円)。
外食予算を「週5,000円」に設定した。週初めに5,000円をiPhoneのメモに書いて、外食するたびに手入力して引いていく。アナログだが、数字が目に入ることで「今日は外食するか」の判断が変わった。
1ヶ月でならすと外食費は月22,000円前後になった。16,000円の削減だ。
コンビニに入らないルールを作った
マネーフォワードを見ると、コンビニでの支出が月に12,000〜15,000円あった。1回あたり500〜800円を、週に4〜5回使っていた計算だ。
「急ぎでないものは買わない」ではなく「コンビニに入らない」というルールにした。どうしても必要なものだけ入るために、習慣的な立ち寄りをゼロにした。ストック買い(飲み物・軽食)はスーパーかドラッグストアでまとめ買いすることにした。
結果、コンビニ支出は月3,000円以下になった。
クレジットカード1枚に集約した
以前はカードが4枚あって、どれで何を払っているか把握できていなかった。三井住友カード(NL)の1枚に集約して、全ての支出をそこに通した。
ポイント還元率が高くなるのはもちろんだが、管理が楽になることで支出の把握精度が上がった。「今月何に使ったか分からない」状態がなくなった。
先取り貯金で「余ったら貯める」をやめた
最大のポイントはここだ。
以前の貯金スタイルは「給料が入ったら使って、余ったら貯める」だった。余らないから貯まらない。当然の結果だった。
今は給料日(25日)にすぐ50,000円を別口座(楽天銀行・個人貯蓄口座)に移す。この口座のキャッシュカードは財布に入れていない。存在を忘れるようにしている。
残った約170,000円で生活する。最初の1ヶ月は少し苦しかったが、2ヶ月目からは慣れた。「17万円が今月の予算」と思うと、それなりに収まるものだ。
毎月の収支は現在このようになっている。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り収入 | 220,000円 |
| 先取り貯金 | 50,000円 |
| 固定費合計 | 111,880円 |
| 変動費(食費・日用品等) | 約55,000円 |
| 月末残高(予備費) | 約3,000円 |
節約して豊かさが減ったか
正直に言うと、最初の2ヶ月は「なんか貧乏くさくなった」と感じた。でも3ヶ月経つと慣れた。むしろ今の方が「使うお金の満足度」が上がっている。
コンビニで無意識に買っていたものに気づかずお金を使っていた頃より、今は「これにお金を使いたい」という意識的な消費ができている。月の食費予算を守った上で、たまに行く少し高めの店が前より楽しい。
貯金が増えていることよりも、お金の使い方をコントロールできている感覚の方が、実は一番大きな変化かもしれない。
